境界に生きた心子

BPDの心子との波瀾万丈の日々をつづった「境界に生きた心子」。甘い蜜月と凄まじい修羅場、壮烈ながらもピュアでひたむきなラブストーリーです。愛を求めて力の限り生き抜いた、千変万化の僕の彼女を紹介します。

意図的なコミュニケーション (5)

イナモト
 
(前の記事からの続き)

《防衛的にならない》

 防衛的反応は、 「あなたの感情は間違っている」  というメッセージを伝えます。

 人は激怒すると、 別の見方ができるか 冷静に考えることができません。

 自己防衛を試みても、 火に油を注ぐだけです。

 当人が望むことは、 話を聞いてもらうことです。

 もちろん、 反論せずに耳を傾けるのは、 傷つくことを意味します。

 怒り, 批判, 批難を、 受け入れるべきだということではありません。

 BPDの人には、

 問題を抱えていることを認め、 病気を管理していく 責任があります。

 BPDの人は 脳の障害を持っているのだということを、 心底認めることができれば、

 皆さんはダメージを受けることなく、 言葉を素通りさせることができるでしょう。

《遅らせる, 気持ちをそらす, 緊張を和らげる, DEAR》

 「責める」 ような表現は 避けてください。

責めるような表現 : あなたが喧嘩を始めたのよ

中立的な表現 : 私たちは喧嘩になったのよね

責めるような表現 : 君が叫び続けたから、 僕はその場を離れたんだ

中立的な表現 : 喧嘩がエスカレートしたから、 僕は離れる必要があったんだ

責めるような表現 : 君がこうしたんじゃないか

中立的な表現 : こんなことが起こったんだ

責めるような表現 : あなたが怒鳴ったのよ

中立的な表現 : 大きな声だったわね

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕
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