境界に生きた心子

BPDの心子との波瀾万丈の日々をつづった「境界に生きた心子」。甘い蜜月と凄まじい修羅場、壮烈ながらもピュアでひたむきなラブストーリーです。愛を求めて力の限り生き抜いた、千変万化の僕の彼女を紹介します。

受動的行動と攻撃的行動

イナモト
 
 これらの対人関係パターンは、 人間関係に大きな影響を及ぼします。
 
 受動的行動は、 相手に同調することで、 安全なように見えます。
 
 しかし長期的に見ると、 人に屈し、 自分のニーズを放棄するとき、
 
 フラストレーションと憤慨が生じます。
 
 最終的には、 関係が苦痛になり、
 
 怒りを爆発させるか、 抑うつに陥るか、 逃げだすことになります。
 
 攻撃的行動も関係を破壊します。
 
 攻撃的な対人関係は、 ふたつのことから生じています。
 
 ひとつめは、 物事がどうあるべきかの 強い感覚です。
 
 正しい行動と 間違った行動が はっきりしています。
 
 正しいと感じることを侵害されると、 相手を罰したいと感じるかもしれません。
 
 ふたつめは、 相手をコントロールしたいという要求です。
 
 物事は ある一定の形で起こらなければならず、 一定の結果を期待しているのです。
 
 正しいと感じる通りにならないと、 怒りが煮えたぎり始めます。
 
 相手をコントロールしようとして、 プレッシャーをかけるかもしれません。
 
 受動性と攻撃性は、 どちらも人間関係を壊してしまいます。
 
 アサーションのスキルは、 この中間の方法です。
 
 対人関係で必要なものを求め、 限界を設定し、
 
 対立の交渉をする手段を 与えてくれます。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
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