境界に生きた心子

BPDの心子との波瀾万丈の日々をつづった「境界に生きた心子」。甘い蜜月と凄まじい修羅場、壮烈ながらもピュアでひたむきなラブストーリーです。愛を求めて力の限り生き抜いた、千変万化の僕の彼女を紹介します。

逆転の発想を 刷り込む

イナモト
 
 悪いときには、 失敗した過去のことばかりに 捕らわれてしまいます。

 でも 過去のことは変えられないけれど、 未来は変えて行けることを 伝え、

 これからの人生を いいものにしていこうと 呼びかけます。

 「今まで苦しんだ分、 これから取り戻そうよ」

 同じ 一人の悩める人間として 語りかけます。

 さらに、 最悪の状況にも いい点がある、 と逆転の発想を 刷り込んでいきます。

 「これ以上 悪くなることはない」

 「苦しい分だけ 強くなれる」

 口先で言うのではなく、 心の底から伝えます。

〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
 

 上記のような言葉を 心子に言ったら、 どうだったろうかと考えます。

 ちょっと心子には 伝わらなかったのではないか、 と思われてしまいます。

 失意に捕らわれている時は、 どんな言葉も 励ましにはならず、

 逆に 苦しみを分かってもらえないと 反発を食ったのではないかと思います。

 「マーには分からないわ、 希望を持てない 人間の気持ちは」

 と言われたこともあります。

 逆境から学ぶというのは 普通の人でさえ難しいことですが、

 ボーダーの人は 完全に苦しみに圧倒されてしまって、

 苦しいときに 視点を変えてみるのが 極めて困難な 症状だろうと思います。

 悪い状態のときに 変えようとするより、落ち着いたときに

 認知の癖を 変えるようにしたほうが いいのではないかと考えるのですが、

 いかがなものでしょうか?
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