樹冠被覆率(じゅかんひふくりつ)(1)
いま世界の都市の緑について、「樹冠被覆率(じゅかんひふくりつ)」というものが重視されています。
街がどのくらい樹木で覆われているかを示す指標です。
この樹冠被覆率を基にした、緑の大切さについてのオンラインセミナーがありました。
https://youtu.be/arKHN0ybduE

外苑再開発 見直し署名の発起人ロッシェル・カップさんの紹介で、講師は増田義彦さん(「SMiLE」すぎなみの未来を創る会 代表)です。
セミナーの要点を紹介させていただきます。
緑の樹木は景観だけでなく、経済や健康に対して7つの素晴らしい恩恵があります。
①夏の暑さをやわらげる
木陰はアスファルトより地表温度が10~20度下がる
葉からの水蒸気の蒸発で2~4度下がる(蒸散作用)
熱中症による救急車の搬送件数が減る
冷房代が減る
②大雨から街を守る(防災)
樹冠が雨水を受け止める(雨傘効果)
土壌が雨水を保持する(スポンジ効果)
雨水が川まで行くスピードを遅くして氾濫を防ぐ
③空気をきれいにして健康を支える
葉がPM2.5や粉塵を吸着・除去(フィルター機能)
④子供や高齢者が安心して暮らせる
樹木が多いと人も車もゆっくりになるという科学的データ
⑤心を整えて、イノベーションを生む
樹木を見るとストレスホルモン(コルチゾール)が減る
精神的に安定し、集中力や創造性が高まる
⑥人が集まり、街の価値を高める
コミュニケーションが生まれ、住民の意識が高まる
⑦(東京で雀が減ったが)人と自然が共存する
植物を食べる昆虫が増え、害虫を食べる鳥が増える
生態系のバランスを取り戻す(SDGSs)
(続く)