悪いパターンを 見つけ出す (1)
境界性パーソナリティ障害の人の、 認知, 感情, 行動の反応に見られる
特有の癖を、 自覚して 修正していく必要があります。
例えば、 カッとして 暴言を吐いてしまう 人の場合、
どういう状況で どういう反応をしたかを、 細かく語ってもらいます。
そして、その人がそう感じ、受け取ったことをまず尊重して、共感するように努めます。
そのうえで、 冷静な視点で もう一度 振り返ってもらうようにします。
カッとしたときの 相手の言葉は、 別の意味である 可能性はなかったか?
どうして そのように感じたのか?
他にも 同じ反応をしてしまったことは なかったかなど、
心の謎解きをしていくのです。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
心子の主治医の先生は、 心子に 人格障害であるとは 言っていませんでしたが、
その認識を 心子と僕とで共有し、 自分を見つめ直していく 作業はできないかと、
先生に質問したことがあります。
先生は 一瞬考え込み、
僕は恋人として 支えることをしていったほうがいいと 言われました。
恋人の立場で、 治療的な向き合い方は 難しいということだったのでしょう。
当時は情報も少なく、
上記のような方法を 心子との間で 取ることはできませんでしたが、
トライしたらどうだったか、 今となっては 心残りな気がします。